理想の形がいいね

おうち時間を機に開設した一般男性の記録帳。

EBiDANとボク

ジャニオタ出のため、推しの投稿に1コメ自慢する文化は、長い月日を経て慣れました。狭い世界に閉じこもっていたので知らずじまいでしたが、1等賞を狙う人は名前や挨拶など無難なものが多いことにビックリ。推しのブログのように「好き」だけ送るのはローカルルールらしいです。

アクセスが集中して障害が発生した投稿にも「いち!😭」ってマウント取るオタクは恐怖でしかありませんでしたが……

 

というわけでオタク文化史第2弾の今回は、EBiDANを中心としたアイドル文化のお話をします。

 

①ファン

あまり例の無いショタコン需要を満たせるためか男オタが多く、スタメンKidsでは半数を超えることも珍しくありません。M!LKや超特急といった成人済みのメンバーが在籍するグループでも、比較的男オタを見つけるのは容易です。会いに行くというハードルが低い、友達に勧めやすいなどが理由に挙げられるからでしょう。 

エビライ然り、グループの垣根を越えた交流も多くあるため、スタダ(EBiDAN)DDなど事務所を推す言葉が一般化してるのも面白いと思います。現に僕もM!LK→バトボ(琉弥)と深みにハマっていきました。

 

②非アイドル

非アイドルとは、2016年頃(?)まで超特急やDISH//に付けられていた、他事務所と差別を図るために付けられた記号のようなもの。最近は使われなくなり、グループ紹介からも該当箇所が消されています。

 

男の アイドルユニットには、興味ないんだよね。 王国があるじゃない。(代筆妻)

— 理事長 (自由人。しがない非公式) (@iam1101) 2013年4月6日

 

 これって本当は陽キャだと思っているのに、体裁上陰キャと自己紹介して心の傷をえぐる奴と何が違うのだろうと当時はマイナスに捉えました。嵐を中心に実力あるアイドルが溢れている時代にわざわざアイドルを意識する呼称し、それを否定するなんて。*1

 

そもそも 非アイドルの定義ですが、近い将来 アーティストの方向に行くであろうグループに付けたのであって 若手では さくらしめじくらいじゃないですかね。将来はゆず さんみたいになって貰いたいです。(代筆妻)

— 理事長 (自由人。しがない非公式) (@iam1101) 2015年6月22日

 

 マジプリやボイメンなど第3の勢力が現れてきた2015年。伊野尾慧が世間にみつかりHey! Say! JUMPが軌道に乗り始めた頃ですね。一般的に女性と比べて男性アイドルは活動期間が長い。年齢が上がるに連れて苦しくなることもあるんだろうけど、事務所側から今の形のまま続けてほしいって意思の表れのようでほっとした。グループを卒業するって、本人も応援する方も体力使いますもん。これ以降は過去も含め"非アイドル"賛成派に回りました。

 

非アイドル 、アイドルには非ずという意味合いで、超特急 DISH//を 作った時につけたのですが、 MiLKにこの言葉を当てはめるのは 違和感ありありですね。(代筆妻)

— 理事長 (自由人。しがない非公式) (@iam1101) 2014年12月13日

 

話は応援していたM!LKへ。理事長の解釈的にアイドルと呼んでいいの?頭につけるのはいつもボーカルダンスユニットM!LKなのに。EBiDANだから非アイドルではという謎の先入観から、アイドルと認識してはいけないんだと自分に言い聞かせていました。だから最後の接触で「M!LKに入ってくれてありがとう」と声をかけられても、「アイドルになってくれてありがとう」とは伝えられなかったです。

 

③特典会

⚫秒で3000円!!!!お得~~~~~~~~~!!ってオイ!!お前は観光地のコイン式双眼鏡以下か!?というネタは置いといて、(特にジャニオタ出身は)接触売りに驚く方が多くいらっしゃるんですね。僕の場合ははじめてが年齢の近いチェスト君だったからかもしれませんが、戸惑いは少なかったです。キラキラした試合直後の同級生に、さりげなく喜んでもらえる一言をかけてあげるようなものでイメージは通じますでしょうか。さすがに、肩トントン会*2やマスク耳掛け会といった革新的な内容は、言葉のまま受け止められませんでしたけれども。

 

 

④グループ

EBiDANってわりと運営側かこれしかない!とシナリオを通りに決めてるイメージがあります。はたからだと、歌・ダンスのスキルを軸に、受験学年が重ならないように年齢を段にする程度にしか見えませんが、不思議と個がバランスよく纏まっているグループに仕上がってるのは才能でしょう。

センター=真ん中に立っている人なので、リーダーのような印象があります。でもリーダーがいないグループもありますし、リーダーが100%真ん中に立って歌っている人ではありません。センターは真ん中に立って歌える選ばれた人であり、外に向けてはグループを象徴する存在でもあるためプレッシャーは相当なものです。

 

Hey! Say! JUMPのエースは山田涼介という強迫観念に駆られていたのを目の当たりにした身として、EBiDANは非常に理にかなってませんかBATTLE BOYSは多感な時期にライバルがすぐ近くにいてギスギスした雰囲気になりがちですが、年長メンバーが上手くまとめてくれる。ファン投票を売りにして結果をあまり反映させないのは……(笑)。M!LKはリーダー不在でも機能するように思えたけど、最年長の佐野勇斗がノビノビできて、新メンバーが輪に入りやすくなるきっかけとしては十分だったなと!

 

終わりに

私にEBiDANを教えてくれた方は他界し、もう現場には来てないです。僕はその方の熱心な布教のおかげで少しずつ事務所に興味を持ち、バトボのリリイベを経て琉弥くんのオタクへと変貌できました。

彼女がよく口にしていた「応援しているという意思表明を直接気軽にできるのがEBiDANの魅力」このフレーズは現場がない期間の心に染みます。

 

失ってから気づく優しさーー

*1:CDのパッケージに非アイドルシールを貼るのは、ナンセンスすぎないですか?

*2:好きなメンバー1名の肩を優しく”トントン”とたたくと、メンバーが振り向きコメントを返す