理想の形がいいね

おうち時間を機に開設した一般男性の記録帳。

若手俳優を応援する熱

舞台を中心に活躍している俳優のオタクに限ったことかもしれませんが、2017年初演の「りさ子のガチ恋♡俳優沼」が与えた影響は小さいものでは無いです。

26歳、彼氏なし。OLりさ子の趣味は舞台鑑賞。
大好きなイケメン俳優・翔太君を追いかける日々。
彼が出演中の2.5次元舞台『政権☆伝説』に大ハマリ中。
 「がんばってる姿を観られるだけで幸せ」そう思いつつも。
ちょっとした「特別扱い」に心ときめいていた。
ある日。ネットで翔太君に彼女疑惑が持ち上がる。
彼との匂わせを繰り返す女が気になり暴走するりさ子。
エスカレートする迷惑行為。その行きつく果ては……。
演劇業界の闇に切り込む、見て見ぬふりをしたかった愛憎劇。

それは、 オタク女子の熱量を、誰でも楽しめる優れたエンタメに昇華させたから。

当時のはてなは、応援スタンスや現場の愚痴など、記事は一定の型にハマったものばかり。オタクの承認欲求が色濃く出ており、誰よりも高く金を積み、競争で1番になりたいオタクが多かったように思えます。今よりも「リアコ」や「認知」など自分が推しに対してどう扱われているのか重要視され、マウント合戦と化していたり。その反面、匿名性は保たれ、SNS上でオタクは推しの名前ははっきりと出さず(匂わせはする)「推しくん」と呼んでいて特定されないように自衛していました。

なぜ数年前のはてな事情に話をすり替えたかというと、作中で描かれる"りさ子"の言動が当時のオタク女子そのものだったからです。わが身を振り返るきっかけとなった方も多かったようで、感想記事もかなり出回りました。

 

と、長い前置きになりましたが、今回は琉弥くんが俳優1本で頑張ることを記念して(?)、映像をメインに活躍する若手俳優現場での思い出を書きます。*1

EBiDAN卒業生の横浜流星さんは、舞台班から映像中心のスタイルに切り替わりました。琉弥がその道を歩む可能性が0ではないため、舞台俳優のオタク道について前置きという形で簡単に触れた次第です。

 

 

若手俳優の現場って?

「オタクは推しに似る」 という一種の諺じみたフレーズがあります。悔しいけどコレちょっと当たっています!それは現場の空気もなので、誰を応援するかにもよります。オタク名乗るほど熱心に推してない僕にとって、後述する俳優さんそれぞれの特徴を挙げられないので、おそらく普遍的であろう4項目だけ紹介します。

 

*服装

骨格診断とかいう、人によって似合わない服があるという説は当てにならないです。オタクの女性が皆一様に同じ服着ててしかも皆かなり可愛く着こなしてる様を見るとあまり信じられないから。本当に?ってなりる。何を着ても浮かないことは無いけど、目立つこともないと思うし、多様性が黙認されています。

*プレボ

ボックスに入れるアレです。平均的な予算は1万円前後で、僕と身内の意見も一致しました。琉弥はオシャレでこだわり強いからビミョーですが、洋服をあげれば間違いないです。口に出さずとも内心、着用画像を楽しみにしてるよね(笑)。期待しすぎるとアレだし、気持ちの持ちようが難しいですよね。他に僕が贈ったことがあるのは無難に、入浴剤やホットアイマスクとか。消耗品ばっかりだと自分がAmazon定期便みたいで嫌になります。

*男オタ

オシャレ&ハイスペック!!!ダサ男の自分は余計に浮く……。圧倒的に数が少ないので身バレを気にしたら負けだというスタンスで振る舞っています。男オタ自体はクセが強くなく、崇拝や好きというよりも憧れの存在として見ている人が多いのではないでしょうか。誰か仲良くなってくれないかなというのは、本音ではありませんが心の奥底にあるよ。

*フラスタ

舞台やイベントの会場のロビにずらりと並んだ花。スタンド花やバルーンスタンド、アレンジメントなどが会場に華を添えて、フラスタ(フラワースタンド)と呼ばれています。「ご出演おめでとうございます」を伝える手段として贈るのが表向きな理由です。じゃあ裏向きは……。成功の秘訣は、花屋さんとのコミュニケーション。どれだけお金を払っても、最後は担当さんの腕次第になるので運ゲーです。僕はクリスタル胡蝶蘭を推してます。

 

応援スタンス

観たい動画や知りたい情報がある。欲をかなえるためにまず無料でできる方法を選択するようになったのは、いつからだったんでしょうか。何かを手に入れたいと思った時、真っ先に無料で実現する方法を考えるのは普通のこと。できれば誰だってお金を使いたくない。お金を払うって自分が何を欲しているのか、自分が何だったら満足するのか選ぶことじゃん。金も払わないで何でもある中から手に取り続けていたら、自分がどんなやつか分かんなくなってるに決まってる。金を払ってなかったら期待外れでもまあいいかってなっちゃうし、めっちゃ良くてもラッキーくらいだし。自分が選び取ったから大好きでいられるんだよね。だから人から笑われたりしたらちゃんと怒れる。若手俳優に限らず、これが僕のスタンスです。

「好き」の入り口と体験

ここからは個人イベントに行ったことのある俳優さんについて。学んだことを書きますって言うと、中身のない修学旅行の感想文がリフレインして鬱になりますが、他に適当な表現が脳内のストックに無いためこれで。※時系列では無く人物でまとめました。

高杉真宙と謙虚さと

お仕事のときはピシッとしているのに、オフモードのときはゴロゴロしてるギャップに惹かれて。真宙の話が面白いかどうか議論するのはやめて、真面目すぎるのが個性なのは確か。緊張しながらも受け答えを通して役作りへの真摯な姿勢が垣間見え、弱気な自分に背中を押してくれます。こんな風に応援してて自慢できる存在になることが恩返しじゃないかなと。

舞台で何度も演技をしている姿は拝見したことあったけど好機が訪れ無くて……。そして2017年、写真集発売イベント。僕の人生で初めての若手俳優のイベント。「真宙くんはカッコイイです。だから真宙くんなんです。」部屋の奥から小泉進次郎構文で書かれた日記が見つかりました。

そんな彼も昨日で24歳を迎え、成長スピードに驚いています。僕の方が普通に若いけど(笑)。直近のインタビューで印象深かったのは「自信が無くまだ求められる演技が出来ないから、ゼロに立ち戻ることが出来る」と話していたこと。謙虚な姿勢で努力を怠らなかった結果、キャリアを重ねオファーが絶えないんでしょうね。同性の中で1番尊敬しています。

千葉雄大神対応

推し/推したい/興味があるの3段階で言えば「興味がある」くらいのミーハー心!!バスツアーに行く勇気は……だけど、神対応っぷりを体験したかったので参加しました。正直なところ、男の俺にもめちゃくちゃ優しくしてくれてカワイイって記憶がある程度の思い出。舞台挨拶も含めてそんなにお顔を拝見したことはないのでパーソナルな部分は知りませんが、売れる理由はふわっと分かりました。

桜田通とリアコと

きっかけは一連のツイート。この言葉があったから、直接会って話したくなりました。

俺はキュンとするようなことも所謂ファンサービス的なことは何もできないし、やるつもりもないけど、それでも来てくれる人のことはちゃんと考えるよ。言葉なら本気で考えて伝えられる。いつも作品に挑む勇気もライブができる理由も貰っているから。感謝してるから。だからこの後の名古屋も向き合おう。

桜田通 偽物です(震え声) (@DS_private_work) 2018年2月4日

 

相手に要求して「好き」って言わせるのはなんてことないけど、もちろん感情はない。営業の一種としてなら目的があるから意味を持つけど、自分から要求させて言わせるのは違う気がします。握手会で数秒間で、自分の内面を知ってくれるわけない。ファンレターでギャップを埋めようと試みたりもするけれど、内面を知らない他者に「好き」と簡単に言えちゃう人が怖かったからです。台詞を言わせた後=冷静になったとき「あれは言わせただけじゃん」と悲しくなったりしない。僕は、他愛もないことを話すのが幸せだと思ってきた。

カレイべ、Sakura da Festa と足を運ぶ中で人間性に惹かれました。その飾らない人間性に。宗教のようにのめり込んだことも一時期ありました(笑)。でもそれくらい信じて着いていきたい存在です。通くんからは、無理せず応援することの楽しさを教わったな。

神尾楓珠と目力と

現在進行形かつそれなりの熱量で応援していますが、恥ずかしながら両手でギリギリ数えられる回数しか会ったことがないです。魅力はやはり写真集のポーズでも登場した*2目力でしょうか。ここまで顔ランという言葉が似合うタレントは、他にいないんじゃないかと。第一印象はクールでしたが、話してみると素朴な男の子なのが伝わってきました。自分を客観的に見つめる冷静さを持ち合わせていて、可能性は無限大です

おわりに

いまどき流行りの顔面考察は諦めます。1時間かけてたどり着いた答えは、「ウルフカット強いぞ」ってことくらいですので。

 

ちなみに最近気になり始めたのが、アミューズの新人・藤原大祐くんです。栄光ゼミナールのCMで通じますかね?最近ハマったばかりで分からないことが多すぎるのですが、お笑い番組を見て腹筋のトレーニングになる♩と言ってて絶好調っぷりが伝わります!

 

よそはよそ、うちはうち。隣の芝生はいつも青くみえますね。様々な界隈に入り浸っていると特に。

*1:ここまでオタクシリーズとして、ジャニオタとEBiDANを振り返りましたが、若手俳優はそこまでの熱量で応援した事が無いのでオタク表記では無い……

*2:神尾楓珠 1st写真集発売イベントの東京会場指定ポーズの1つ